フランスで住む場所を探すなら?治安・学区を地図で見る【トゥールーズ】

トゥールーズの地図で住む場所を比較するイメージ 南フランスでの生活
トゥールーズの地図を中心に、学校・IPS、住宅侵入窃盗、住民・世帯構成、住宅・所得の4つのデータをイメージしたトップ画像。フランスで住む場所を選ぶ際に、地域の特徴をデータと地図から比較することを表現しています。

フランスへの移住が決まったとき、かなり悩んだのが「どこに住むか」でした。

私たちはトゥールーズに移住しましたが、現地に知り合いもおらず、どの地域がどんな場所なのかもほとんど分からない状態。

家賃や間取り、職場までの距離はもちろんですが、

「この地域の治安はどうなんだろう?」

「学区はどうなっている?」

「子育て世帯は多いのかな?」

など、気になることはいろいろありました。

私たちは実際に街を歩きながら家を探し、移住してから約2週間で住む家を決めました。

そのときの家探しについては、こちらの記事に詳しくまとめています。

👉 トゥールーズで実際に家を探した話はこちら

【実体験】フランス移住後の家探し|保証人・RIBで苦労しながら2週間で賃貸契約した話
フランス移住の難関「家探し」のリアルな実体験ブログ!1歳の娘を連れ、2週間というタイムリミットの中でトゥールーズに家を借りるまでの全記録。主要賃貸サイトの比較から、現地の不動産屋への突撃、最大の壁である「保証人問題」や銀行口座(RIB)の罠の突破法まで徹底解説します。

ただ、後から知ったのですが、フランスではこうした地域選びの参考になりそうなデータが、政府などによって公開されています。

私たちは移住前には、そんな情報があることすら知りませんでした。

そこで今回は、フランスで住む場所を考えるときに知っておきたかった4つの公的データを、「住まい探しデータマップ」としてトゥールーズの地図にしてみました。

まずはトゥールーズの住まい探しデータマップ(地図)を見てみる

今回作ったトゥールーズの住まい探しデータマップでは、

  • 🏫 学校・IPS
  • 🔐 住宅侵入窃盗
  • 👨‍👩‍👧 住民・世帯構成
  • 🏠 住宅・所得

という4つの視点から、トゥールーズの地域を見ることができます。

「この地域がおすすめ」というランキングではありません。

公開されているデータを地図上で見比べながら、自分たちに合いそうな地域を考えるためのものです。

トゥールーズの住まい探しデータマップはこちら

👇こちらからも閲覧・操作できます。

① 治安は?|住宅侵入窃盗のデータ

フランス、トゥールーズの住まい探しデータマップ【治安】

フランスで住む場所を探すとき、やはり気になるのが治安です。

ただ、「この地域は安全」「ここは危険」と一言で判断するのは難しいもの。

そこで、住む場所を考える一つの材料として、住宅への侵入窃盗に関するデータを見ることができます。

もちろん、住宅侵入窃盗の件数だけで、その地域全体の治安を判断できるわけではありませんが、

「この地域はどうなんだろう?」

と調べるきっかけの一つとして見るものだと考えています。

② 学区は?|学校・IPSのデータ

フランス、トゥールーズの住まい探しデータマップ【学区】

子どもがいる家庭なら、学校や学区も気になりますよね。

フランスでは学校に関する情報のほか、IPS(Indice de position sociale)という指標も公開されています。

IPSは、学校に通う子どもたちの社会的・経済的な背景をもとに算出され、学校に在籍する生徒の社会的な背景を把握するために使われている指標です。

「IPSが高いから良い学校、低いから悪い学校」という単純なものではありません。

ただ、住む地域と学校について考えるときの材料の一つにはなります。

③ どんな人が住んでいる?|住民・世帯構成

フランス、トゥールーズの住まい探しデータマップ【世帯構成】

その地域にどんな世帯が多いのかも、住む場所を選ぶときには気になります。

例えば、

  • 子どものいる世帯が多いのか
  • 単身世帯が多いのか
  • 若い世代が多いのか
  • 高齢者が多いのか

など。

これだけで「子育てしやすい地域」と決めることはできませんが、地域の特徴を知る手がかりになります。

④ どんな住宅・所得の地域?|住宅・所得のデータ

フランス、トゥールーズの住まい探しデータマップ【所得】

最後は、住宅や所得に関するデータです。

どんなタイプの住宅が多いのか、持ち家と賃貸の傾向はどうなのか、所得にはどんな特徴があるのか。

こうした情報を見ることで、物件情報だけでは分からない「地域そのものの特徴」が少し見えてきます。

私たちは、こうしたデータを知らずに家を決めました

ちなみに、私たちが家を決めたときには、今回紹介しているようなデータの存在を知りませんでした。

現地に知り合いもいなかったので、候補になった地域を実際に歩いてみて、

「ここなら暮らせそう」

という自分たちの感覚を頼りに家を探しました。

そして後から今回のデータを調べ、地図にしてみると、

「当時なんとなく感じていた地域の違いと、データにも重なるところがあるな」

と思う部分もありました。

もちろん、これは私たちの場合です。

データだけで住む場所を決められるわけではありません。

データを見たうえで、実際に歩いてみる

フランスに移住して家を探す場合、海外から物件情報を見るだけでは、その地域の雰囲気まではなかなか分かりません。

だからこそ、

データを見る
↓
気になる地域を絞る
↓
実際に歩いてみる

という方法も、地域選びの一つとして使えるのではないかと思います。

今回作った地図はトゥールーズが対象ですが、もとになっているデータの中にはフランス全土について公開されているものもありますし、ほかにもさまざまなデータも公開されています。

フランスへの移住を考えている方はもちろん、留学や赴任など、フランスで一定期間暮らす場所を探している方にも、こうしたデータは参考になると思います。

私たち自身、移住前に知っていたら、家探しのときにぜひ使ってみたかった情報でした。

フランスで「どこに住もう?」と考えている方の、地域選びの参考になればうれしいです。

出典

最後に、今回のマップで使用したデータの出典を紹介しておきます。

項目使用したデータデータ提供元公式データ・関連ページ
学校・IPS学校の所在地・学校種別・公立/私立、学校のIPS(Indice de position sociale)フランス国民教育省・教育省統計局(DEPP)学校データ / IPSデータ
住民・世帯構成2022年の人口・年齢構成、単身世帯、子どものいる世帯、ひとり親世帯などフランス国立統計経済研究所(INSEE)人口統計 / 世帯・家族統計
住宅・所得2022年の住宅関連統計、2021年の所得・貧困関連統計フランス国立統計経済研究所(INSEE)住宅統計 / 所得・貧困統計
住宅侵入窃盗2022年の住宅侵入窃盗・未遂の都市内分布フランス内務省 統計・研究・分析部門(SSMSI)公式地図

※各データは、それぞれ公表時期や対象年、集計方法が異なります。また、地図上の表示のために一部データを加工・集計しています。詳しい定義や最新情報については、それぞれの公的機関の公開情報をご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました