……とはいっても、到着した瞬間から「フランスでの暮らし」が完成するわけではありません。
我が家がトゥールーズに到着したときは、まだ住む家も決まっていませんでした。
1歳の娘の保育園も探している途中。
行政手続きもこれから。
フランス語もほとんど話せません。
そんな状態から、少しずつ生活を立ち上げていきました。
今回は、我が家がフランスに到着してから最初の1週間にやったことを、細かい手続きではなく**「生活を立ち上げる」という視点から3つに分けて振り返ります。**
まずは「暮らす場所」を整える
到着して最初に必要だったのは、当然ですが生活する場所です。
我が家は最初から長期滞在する家が決まっていたわけではなく、まずは短期のアパートに滞在しました。
荷物を置き、近所を歩き、スーパーや薬局を探す。
そんなことをしているうちに、少しずつ「ここで暮らすんだ」という実感が出てきました。
同時に始めたのが、長期の住まい探し。
フランスの物件探しは、日本とは違うことが多く、最初はなかなかうまくいきませんでした。
最終的には、オンラインで探すだけではなく、トゥールーズの街を実際に歩いて見つけた不動産会社とのご縁が、家探しを大きく動かすことになります。
→ [トゥールーズで家を探した話はこちら]

また、フランスで生活するには、もちろんスマホや通信環境も必要です。
日本の携帯番号をどう残すか、フランスの電話番号をどうするか、インターネットをどうするか。
これも実際に生活を始めてみて、初めて分かったことがたくさんありました。
→ [フランス移住時のスマホ・通信環境についてはこちら]

次に「1歳の娘の生活」を整える
大人だけなら「とりあえず生活できればOK」で済むことも、1歳の子どもがいるとそうはいきません。
到着直後は時差ボケもあり、娘の生活リズムを少しずつフランス時間に合わせていきました。
幸い、娘は思ったより早く新しい環境に慣れてくれました。
街を歩いていると、ベビーカーの娘に笑いかけてくれる人がいたり、話しかけてくれる人がいたり。
言葉は分からなくても、こうした小さな出来事に助けられた気がします。
一方で、生活用品については日本との違いも。
おむつや洗濯用品、乾燥対策など、実際に暮らしてみると「日本から持ってくればよかった」「これはフランスのものでも大丈夫だった」という発見がいろいろありました。
そして、もう一つ大きかったのが保育園探しです。
フランスの保育制度は日本とはかなり違い、我が家も最初は何をどこに申し込めばいいのか分かりませんでした。
結果的には、思いがけないルートから保育園につながることになります。
→ [1歳児を連れてフランスの保育園を探した話はこちら](準備中)
「フランスで生活が始まった」と感じた瞬間
最初の1週間は、家探しや手続きなど、やることばかりだったわけではありません。
街を歩いて、カフェに入り、スーパーで食材を買う。
市場で野菜や肉を買って、日本とは少し違う食材で料理をする。
川沿いでのんびり過ごしている人たちを見て、「ああ、ここがトゥールーズなんだな」と思う。
そんな何気ない時間が積み重なって、少しずつフランスでの暮らしが現実になっていきました。
もちろん、最初の1週間ではまだまだ分からないことだらけ。
レストランで注文を間違えたり、郵便局で荷物のことで困ったり、フランス語が通じなくて戸惑ったり。
それでも、困ったときには周りの人に助けてもらうことも多く、「フランスって意外と親切な人が多いんだな」と感じる場面が何度もありました。
まだ何も完成していない。でも、生活は始まった
フランスに到着して1週間。
家はまだ決まっていない。
娘の保育園もまだ決まっていない。
行政手続きもこれから。
それでも、朝起きて、娘の世話をして、買い物に行って、街を歩いて、夜になったら眠る。
そんな当たり前の一日をフランスで過ごしている。
その時点で、もう我が家のフランス生活は始まっていたのだと思います。
ここから先は、住居や保育園だけでなく、滞在許可証、Sécurité sociale、CAFなど、フランスで暮らすための行政手続きも進めていくことになります。
これらについては、それぞれ実際に我が家がどう進めたのかを別の記事でまとめていきます。
まだ何も完成していない。
でも、確かにここでの生活は始まった。
我が家のフランス生活は、そんな最初の1週間から始まりました。


