フランス移住が決まり、ビザも無事に取得。
いよいよ出国が近づくと、「日本でやっておくべき行政手続きって何があるんだろう?」と気になりました。
ネットで調べると情報はたくさん出てくるのですが、
- 自治体によって違う
- 会社員なのか退職するのかで違う
- 実際にいつ行けばいいのか分かりにくい
というものが多く、正直少し不安でした。
今回は、実際に私たち家族(夫婦+1歳の娘)がフランス移住前に日本で行った行政手続きを、実体験ベースでまとめます。
※制度は変更される場合があります。最新情報は必ず各自治体・勤務先へご確認ください。
Contents
海外転出届は意外と直前でも大丈夫だった
最初に行ったのが海外への転出届です。
市役所へ確認すると、通常の転居届は2週間前からしか受け付けないとのことでしたが、
「海外への転出の場合は、出国の1か月前から提出可能ですよ。」
とのことでした。
私たちはビザを受け取ってから手続きを行きたかったので、結果的にちょうど3週間ほど前に市役所へ行きました。
自治体によって多少違うと思いますが、一度確認しておくと安心です。
マイナンバーカードは”国外継続利用手続き”の手続きも忘れずに
海外転出届と同じタイミングで行ったのが、
マイナンバーカードの国外継続利用手続きに関する手続きです。
私の住んでいた市では、マイナンバーカードに関する手続きを行うのに事前の予約が必要だったので、海外への転出届を提出する日に合わせて事前に予約を取っておきました。
当日の手続き自体はそこまで時間はかからず、すぐに終わりました。
マイナンバーカードの有効期限が切れることが判明
もう一つ困ったことがありました。
私のマイナンバーカードは、渡航中に有効期限が切れる予定だったのです。
「出国前に更新できないだろうか」と市役所へ相談したところ、
担当の方も初めてのケースだったようで、その場で調べながら対応してくださいました。
結果は
日本国内では事前更新はできない
という回答でした。
そのため、当時は海外から必要書類を提出して更新する形になるとの説明を受けました。
なお、その後制度が変わり、現在では海外からオンライン申請できるようになっています。
※ 制度は変わることも多いので、同じ状況の方は最新情報を確認してみてください。
運転免許証は海外赴任を理由に事前更新できた
運転免許証は更新時期ではなかったのですが、
フランス滞在中に更新期限を迎える予定だったため、事前更新を行いました。
必要だったのは、
- 渡航することを証明する書類
- 航空券
でした。
渡航することを証明する書類は、ビザの申請時に使用した書類を持っていきました。
日本語翻訳をつけていなかったので「この書類に何が書いてあるか説明してほしい。」と言われ、その場で説明したのですが特に問題ありませんでした。(本当に大丈夫?と思いましたが。。。)
会場は一般の更新の方と同じでしたが、通常の受付とは別に案内していただけました。当時1歳の娘を連れて行っていたので、長時間並ばずに済んだのは本当に助かりました。
マイナ免許証にはしなかった理由
ちょうどマイナンバーカードと運転免許証を一体化する制度が始まった頃でした。
私も気になって確認したところ、
海外で運転免許証の切り替えを予定している場合は、従来の運転免許証でないといけないとの情報を知りました。
そのため、私たちはマイナ免許証ではなく、従来どおりの運転免許証を選択しました。
また、フランスで免許を切り替える予定だったので、日本にいるうちに法定翻訳も手配しておきました。
健康保険・年金・住民税は勤務先へ確認
我が家は退職ではなく、夫婦ともに会社に所属したままフランスへ赴任する形でした。
そのため、
- 国民健康保険
- 国民年金
- 住民税
については勤務先へ確認したのですが、特別な手続きを行う必要はありませんでした。
これについては個人差があるので何とも言えませんが、勤務先や各事務所に確認することをお勧めいたします。
確定申告に備えて「納税管理人」を届け出た
税金については、もう一つ確認しておきたいことがありました。
それが確定申告です。
我が家の場合、出国後に確定申告が必要になる可能性があったため、出国前に妻の母を納税管理人として税務署へ届け出ました。
納税管理人とは、海外に住む本人に代わって、日本で税務署からの書類を受け取ったり、必要な税務手続きを行ったりするための制度です。
実際に妻は、出国後に納税管理人を通じて確定申告を行いました。
確定申告が必要かどうかは人によって異なりますが、海外転出後に申告の可能性がある方は、出国前に税務署へ相談しておくと安心だと思います。
在留届やフランス側の手続きは渡航後
「在留届」や「滞在許可証(VLS-TS)の手続き」は、日本ではなくフランス到着後に行いました。
私も最初は少し混乱しましたが、
日本で済ませるものと、フランスで行うものは分けて考えると整理しやすかったです。
こちらは実際の手続きも含めて、別の記事で詳しく紹介したいと思います。
実際にやって感じたこと
振り返ると、行政手続きそのものはそれほど大変ではありませんでした。
ただ、
- 自治体ごとに違うこと
- 勤務形態によって必要な手続きが変わること
- 制度が少しずつ変わっていること
この3つが、情報を探すうえで一番難しかったように思います。
私たちは分からないことは市役所や勤務先へ直接確認しながら進めましたが、そのおかげで安心して出国当日を迎えることができました。
まとめ
私たちが日本で行った主な行政手続きは次のとおりです。
- 海外転出届
- マイナンバーカードの海外利用手続き
- マイナンバーカードの有効期限確認
- 運転免許証の事前更新
- 健康保険・年金・住民税について勤務先へ確認
- 確定申告の要否を確認
これからフランスへ移住される方も、「何をすればいいか分からない」と焦る前に、一度市役所や勤務先へ確認してみることをおすすめします。
私自身、「思っていたより簡単だったこと」もあれば、「意外な落とし穴」もありました。
少しでもこれから移住される方の参考になれば嬉しいです。



